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2026.3.2 monUsecase & Tips

生成AIで複数枚のパースを作成したときに、デザインが揃わないなどパースによって建築のデザインが微妙に異なってしまい、困ったご経験はありませんか?
今回の記事ではオフィスビルのデザインの作成方法に加えて、統一されたデザインのパースを複数枚作成する方法を解説いたします。

まずはデザインのコンセプトを決定するためにブレインストーミングを行います。
生成速度が速く、バリエーションをつくりやすい「プロンプトから画像を作成」機能を使用します。

Tips:画像の左側のプロンプトには問題点が2つあります。
一つ目の問題点は「、(読点)」です。
プロンプトは英訳されたのち画像生成に用いられるため、英訳時にノイズとなってしまう可能性があります。
二つ目の問題点は「語尾の指示表現」です。こちらも読点と同様の理由から基本的に使用を控えたほうがよいでしょう。

「プロンプトから画像を作成」機能で画像を生成しました。
3枚目の隅が丸い窓が気に入ったので、マークを付けてこちらをコンセプトとしてデザインを進めていくことにします。
隅が丸くなった窓をコンセプトにオフィスビルの簡易的なモデリングを行います。
今回は外観パースのみを作成するので、外側のみモデリングしていきます。


最終的に3枚の画像を書き出しました。
いよいよパース作成をしていきます。
フォルダから先ほど書き出した画像をRenderyにアップロードします。
先日のアップデートでドラッグ&ドロップで画像がアップロードできるようになりました。
複数枚同時にアップロード可能です。
まずは"寄り"の正面パースから作成していきます。
1枚の画像の雰囲気を別のもう1枚の画像に適用させる機能です。
「参照画像の強さ」を設定することで、変化の度合いをコントロールできます。
プロンプトの内容はおおむねSTEP1で使用したものと同じですが「丸みを帯びた窓が特徴です」という1文を追加します。残してほしい特徴は必ずプロンプトに記述しましょう。

誤りのない立体情報が付加されていて、破綻の無い真ん中の画像を採用しました。次の工程で使用します。
次に色彩に乏しく感じたので、一階エントランスを木の壁面に変えていきます。

元の画像と、編集部分をマスクした画像、部分編集のプロンプトを用意し必要なものは揃いました。下記の設定も参考にしてください。
・「構造を反映」をオン→マスクの領域以外の形状が保持されやすくなります。
・「画像を最適化」をオン→マスク領域の境界線を目立ちづらくできます。
続いて、先ほどと同様にマスクを作成し、壁面の一部を部分編集で自動ドアに変えます。

最も自動ドアらしい一番右の画像を選びました。
望んでいた形態をつくることができたのでここからはクオリティを上げていきます。
「プロンプト」「参照画像」「画像」を選択し「参照画像の強さ」を調節します。

「参照画像の強さ」が3目盛り設定と、5目盛り設定、2パターンでそれぞれ3枚ずつ生成しました。
「参照画像の強さ」を強くしたものの方がクオリティが高く、破綻もなかったので、今回は右下の画像を採用しています。
最後の仕上げです。
「画像を綺麗にする」機能をクリックし、先ほど生成した画像を選択します。この機能は画像の解像度を2倍にすると同時にディティールの追加を行います。
「クリエイティビティ」が高ければ高いほど画像の情報量は増やすことができますが、同時に破綻も起きやすくなるので注意が必要です。

以上で正面パース(寄り)の完成です。
続いて角度のついたパースを作成していきます。
まずはSTEP3同様、レンダリング画像を写真に変えます。


Tips:「画像から画像を作成」と似た機能に「スケッチから画像を作成」があります。
左が「画像から画像を作成」機能を使用して生成した画像で、右が「スケッチから画像を作成」で作成した画像です。
2枚を比較すると「画像から画像を作成」の方が形状を正しく認識している一方、ディテールや添景の追加が少なく「スケッチから画像を作成」はディティールの追加が多い一方で形状が大きく変化してしまっています。
状況に応じて適切な機能を使用しましょう。
写真化が完了したのでここからパースと形状を揃えていきます。
前節で作成した正面パースを参照元の画像として使用します。
正面パースと形状が近い画像が生成できたのでこちらを採用します。

おおむね正面パースと形状を揃えることができましたが、2階以上部分の窓がセットバックして見えるので部分編集で壁面に揃えます。

最後の仕上げに「画像を綺麗にする」機能でブラッシュアップし、斜めパースも完成です。

最後に正面パース(引き)を作成します。
アップロードしたレンダリング画像と、前節で作成した斜めパースを参照画像として使用します。
「参照画像から画像を作成」機能を使用します。今回のパースは平面的なので、写真化(下準備)を行わずに参照画像を強めに設定します。
最後に生成した画像が他2枚に近い形状だったのでこれを採用します。
画像を綺麗にするでブラッシュアップし、完成です。

今回は「参照画像から画像を作成」「部分編集」を中心に使用し、統一されたデザインのパースを複数枚作成する方法を解説いたしました。
以上で解説は終了です。ぜひ参考にしてください。