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2026.5.25 monUsecase & Tips
今回は、すでに生成したパースの中の家具を「指定の家具」に差し替える方法をご紹介します。 「空間のイメージは決まっているけれど、椅子だけ実際の採用品に置き換えたい」――そんな場面で活躍するのが、Renderyの 参照画像の部分適用 という機能です。
今回はオフィス空間のパースを使い、もともと添景として配置されていた椅子を、事前に用意した黒メッシュチェアに置き換えていきます。
設計の中盤から後半にかけて、空間そのものの方向性は固まっていても、家具や什器だけ実物に合わせて差し替えたいというリクエストはよく発生します。 パース全体を生成し直すと、せっかく決まった構図や光の入り方まで変わってしまうため、できれば「変えたい部分だけ」を変えたいところです。
参照画像の部分適用を使うと、パース上で マスクで囲った範囲だけ を、別途用意した参照画像のオブジェクトに置き換えることができます。 構図や照明、内装の仕上げはそのまま、家具という添景だけを差し替える――そんな編集が、1つのモードで完結します。
まずは元になる2枚をボードにアップロードします。
椅子の画像は、メーカー資料の商品写真や、別途生成した家具単体のレンダリングなど、背景がシンプルで1脚だけが写っているものが扱いやすいです。
Generationパネルの上部にあるモード選択を開き、 参照画像の部分適用 を選びます。 モードのメニューには以下が並んでいます。
「部分適用」系のモードは、画像全体ではなく 指定した範囲だけ を変える編集向けです。家具の差し替えのように、構図は維持したまま局所的な変更をしたいときに選びます。
Referenceに、置き換えたい椅子の画像を指定します。 今回は、用意した椅子画像のうち1枚を選択し、右クリックを押して「参照画像に設定」を選択します。
次に、置き換え先となるパース画像に対して マスク を作成します。 マスクツールでは、置き換えたい既存の椅子の輪郭を多角形のポイントでクリックしながら囲っていきます。
最後に最初のポイントをクリックすると領域が閉じ、「マスクを作る」ボタンで確定できます。 パースに同じ形の椅子が複数並んでいる場合でも、まずは1脚に対してマスクを作るところから始めると分かりやすいです。
マスクは厳密にピクセル単位で合わせる必要はなく、対象オブジェクトを少し余裕を持って囲っておくのがコツです。タイトに切り抜きすぎると、影や脚先が残ってしまうことがあります。
参照画像の部分適用には、適用範囲を切り替える3つの設定があります。
今回はパースの椅子を、参照画像の椅子そのものに置き換えたいので、 オブジェクトの適用 を選択します。
生成が走ると、マスクで囲った範囲だけが新しい椅子に置き換わったパースが出力されます。 1度の生成で複数案を並べて確認できるので、置き換え後の椅子の向きや影の落ち方を見比べながら、自然に馴染んでいる1枚を選びます。
選んだ画像は、右側のダウンロードパネルから PNG などの形式で保存できます。 サイズは1xから拡大保存にも対応しているため、提案資料に貼り付けるサイズに合わせて書き出すとスムーズです。
今回の流れでは、
というステップで進めています。
完成形のパースをそのまま活かしながら、家具という添景を実際の採用品に差し替えられるため、内装提案の最終段階や、家具メーカーが決まった後のパース更新にも活用しやすい方法です。